


示差走査熱量測定(DSC)では、温度を変化させたときの熱流の変化から、材料の熱物性(融解や結晶化などによる吸熱・発熱反応、ガラス転移・比熱容量・熱履歴など)の評価が可能です。
ペレットの熱劣化による融点の変化(材質:PET)
試料:赤−熱劣化品 緑−ペレット
熱劣化品は、成形機の立ち上げ時のスクリュー(射出部)周辺の
熱劣化を想定し、試料を作製しました。(290℃45分加熱:窒素雰囲気下)
分析結果:熱劣化品の融点は、ペレットより7℃ほど低下しました。
TGAの測定では天秤を用いて試料と基準試料との重量差を求めます。
試料の重量が変化すると天秤が傾き、その動きを戻すために電流を流し制御する。その電流の変化を重量変化で出力しています。
DTA
熱電対により、試料・基準物質の測温を行います。検出された温度差をDTA信号として出力されます。
相転移や分解、燃焼、酸化、還元などの現象を推察できます。
ペレットと熱劣化品の熱分解温度比較(材質:PBT)
試料:濃青-熱劣化品、青-ペレット
熱劣化品(300℃60分加熱:窒素雰囲気下)
分析結果:熱劣化品は、DTA曲線から融点の低下、TG曲線から熱分解温度の低下の傾向がみられました。
